読書記録

読了した書物をアマゾンのリンクで表示しています。当初は感想や要約なども記載していましたが、読むスピードと書くスピードが圧倒的に違うため、断念して書名だけ記載しています。後日書けるようになったら書きます。印象に残った記述は関連のhikaru_fujita blogに感想を書いています。私の写真の下のリンクをクリックしてください。

Friday, December 31, 2004

失われた化石記録

失われた化石記録―光合成の謎を解く シリーズ「生命の歴史」〈2〉
ジェイムズ・ウィリアム ショップ 阿部 勝巳

講談社
1998-03
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古細菌の世界を生き生きと描き出している。



古細菌とくにシアノバクテリアの歴史と発見された化石の意味を生き生きと描き出しており、われわれ哺乳類をはじめとする現在の生物がどのような発生の歴史を経てきたか、迫力のある話がつづく。この本を読んでいると生存に最もふさわしい適応性とはなにか。もっとも強い生き物はなにかということを、あらためて考えさせられる。われわれ人類はひ弱で、最も弱い生物ではないか?環境の変化におそらくひとたまりもなく駆逐され、絶滅してしまうであろう。それに引き比べてシアノバクテリアの逞しさと、生存してきた歴史には圧倒される。興奮する一冊の書物であった。



この本は98年3月購入している。


BLOGで2ちゃんねるのひろゆき氏が同じことを興味深く書いている。生命力のある直感に優れた才能はこういったことをきちんと把握しているんだなと変なところで感心した。